マリーゴールドを観て浮かんできた感想を箇条書きにします。
なにもかもネタバレだけど重要な考察はひとつもないぞ!
それ以上でも以下でもないぞ!
・非道い。(良い意味で)
ネタバレ踏まないように見た人の反応だけチラチラ見てると、なんとなく、グランギニョルのときより爆発的な絶望感ではないのかな〜と感じる。はよみたい。
— めめん (@6989_jk) 2018年8月30日
という予測を立てていたけど、わりとまあそうだねと思う。
・リリウムを知っていると絶望への筋道が見えてて苦しい。知らなかったら(ここでは地獄でもこの先で彼女は報われるはず)って絶対に思ってしまう。上手いことできてんなー!これなー!
・「あなたを生んだのは間違いだったわ」がこのアナベルからどう発せられるのか予測つかなかったと言いたいところだけど、どう考えてもイニシアチブなんだよなあって思いながら見ててしんどかった。だからこそ最後のアナベルの抵抗…泣ける…。
・ソフィが憎たらしい。憎たらしい一辺倒ではないんだけど、マリーゴールドにおいてはほんとに…見事なライネスだったです。
・でも末満作品において母は信じて良い人だということは確定した…したい…させて…
・ヘンルーダは髪形が怪しかったのでなるほどと思った。
・二輪咲き見直そう。マリーゴールドがクランにきたところ。(途中で見直したので二輪咲きの感想が混ざります)
・ソフィがほんとうにソフィなのかはきになるところだったけど、ウルはイニシアチブでどうにでもなるしな〜と思ったらキャメリア…キャメリアかあ…キャメリア殺陣めちゃくちゃかっこいい…リリウムのキャメリアはちょっと軟派な優男な雰囲気があったけど、めっちゃ男子でしたねなんか…まあそれはキャスト的なあれですね
・紫蘭と竜胆もそうだけど、ソフィに協力してるっていうのが、どこからどこまで本人の意思なのかわからなくてウーンってなるけど、ソフィはキャメリアのどこかしらにウルの素質を見出したんだから、ソフィ→キャメリアの間には何か突出した感情があったと思いたい。だからって何か救われるわけでもないけど。
・このへんで時系列がこんがらがってきた。ヘンルーダが若いときにシルベチカはクランにきて、マリーゴールドはリリウムに来る前の話で、そのころにはキャメリアと交際していたシルベチカはもういなくて、シルベチカが塔から身を投げたのはいつの話だっけ…また自分用時系列メモを書かなくては
(パンフを見たら全部載っていました。手厚い。リリウム本編の200年前にマリーゴールド一連の出来事があって、シルベチカの身投げ(リコリス)はリリウム本編の10年前。なぜわたしはキャメシルの馴れ初めを気にしているのか)
・過去のターンでシルベチカがイニシアチブ取られて、そのあとヤンが噛まれそうになったときシルベチカが阻止したの、シルベチカってつくづく意志の強い女なのだなあ…とか、どうしても小田ちゃんなので不思議なパワーが働いてるんだなあって納得してたけど笑、あのときの時点でもうリコリスは存在しててリコリスが阻止してくれたってことか。シルベチカのイレギュラー?
・リコリスは愛に生きる女だなあ。
・シルベチカとチェリーはクランに入る前からの幼なじみ。でも連れてこられたときはシルベチカが単独だったのだろうか。その記憶は本物なのか、記憶の操作にもいらんことだけ忘れさせるシステムがあるのか(イニシアチブをシステム認識すな)、それ自体がソフィの書き換えなのか。どこからファルスの思惑で、どこまでが本来の彼女たちの人生なのかわからん。
・ピーアニーのウルとなりうる可能性とその末路。リリウムに続くんだからそりゃそうなんだけど、ウルごっこやめたときキャメリアとしては存在できるんだなと驚いた。キャメリアとのウルごっこが解けるまではこういう(ピーアニー)方法で不死を試すこともなかったのかなあと思った。キャメリアがウルになり得ない不可能を目の当たりにすることでファルスは次第におかしくなっていったように思えるし、永遠の繭期を生むためにガーベラを攫いにいくマリーゴールド一連の話は、皮肉にも永遠の繭期の終わりを作るキッカケになってた感じ。
・ソフィがガーベラに君僕言ってた真意が汲めない…ダンピールであること、周囲から迫害されていたこと、永遠を望まないこと。そういう断片的なところから君は僕で、ってことなのか。或いは、そこから彼女が今度こそウルであってほしいという願いの言葉だったのか。自分は永遠を望まないけど永遠に生きてくれる人を作ろうとしているソフィの矛盾。
・あんたもあたしと同じね、は君僕と同じ意味の言葉のようだけど、不死ではないことは絶対的な相違点だし、ウルでない存在への君僕は希望であって、同時に誰もウルにはなれないことを浮き彫りにしてる感。
・ここは地獄だとガーベラは認識してたけど、母と過ごした日々でもない、クランで過ごした日々でもない、もっとあとの死後こそがガーベラにとっての幸せな天国であればいいなと思う。もうそこまで行かないとガーベラに対しては傍観者として自分勝手に幸せを祈れない…と思ってしまう。
・しっかし、もう泣かないと決めたの歌詞を見てると、やっぱりマリーゴールドも「生きる」ことに意味を見出してるから、死を願うのもなんか…
・アナベルはソフィにガーベラの幸せを願ったけど、ソフィにとっての幸せ(死)という意味では、リリウムのマリーゴールドの最期はソフィの誠実さによってもたらされたものなのかも。アナベルとソフィの幸せの解釈違いがすごい。
・ソフィがアナベルを訪ねてきて戯けてたのに史実に迫る話になったとたん遠い目をするところ、ライビュだとここに寄ってたのかなあと考えてしまった。ソフィの表情もっと見たかった〜
・道化キャラはそりゃもう怪しいしかない
・TRUEだTRUEだ言われるソフィさんめちゃ不憫
・「トゥルーなんかじゃない。ファルスだ」って言葉。TRUMPが憎いし一緒にされたくない→不死から脱したい、という意味でのfalse(偽物)と、永遠の命を生み出すことで同じ存在にする→少女たちとの同一化、という意味でのfalse(花の名前)
・結論どっちがソフィの本心かわからない。
・舞台化してる部分の不死の人は毎回すごく刺されるしカロリー消費が激しいなと思った。アクティブにこの先のこととか考えてるとき以外に、合間に100年毎日寝て過ごしたりしててほしい。
・本心も年単位で変わってるのかもね
・ヘンルーダの空っぽ、の既視感はダミアンストーン…?ノームかな…んんん?だめだこのあたりの理解がすくない
・台詞に急に出てきたスペクターで背筋が伸びましたね。
・ソフィはどういう基準でクランに繭期を攫ってるんだっけ…素質?
・コリウスくん意外とコミュ力があった。脚が5mあった(テンプレ)とんちゃんさん顔が死ぬほど小さいし、ごろんごろんするところは大きな犬。最初の歌とかもめっちゃ5Dの3人がいそうで楽しかったんじゃ…
・マリーゴールドがクランで自分に言い聞かせていた言葉は、最後に母に言われた言葉だったのがしんどい。でも母が愛してくれたことと最後のイニシアチブへの抵抗で母のほんとうの気持ちには気づいていたんじゃないかなあとも思う。それ以上にショックだったのか。それとも自分にとって絶対的な存在だった母が最期に言った言葉だから、そうであろうとし続けたのか。
・愛の形、さまざま。
・ヤン・フラってなんかフラ家との繋がり見落としてたのかと思ったらけど言及なかったのか。
・グランギニョルはすごい昔の話ですね…フラ家の血はどっかで続いてたんですかね…そんなのある…?
・
「あなたを産んだのは間違いだったわ」に、こんなことになるなら産まなければよかったという後悔だけじゃなくて、幸せにしてあげられなくてごめんねという謝罪が含まれていたらなあ(という妄想だけどマリーゴールド前者のやつやん絶対)
— めめん (@6989_jk) 2018年4月28日
という想像をしてたんだけど、どっちも違うというか、もうすべて掌の上で転がされた末の言葉だったのほんと…ソフィさん…
・我守護が死ぬほどかっこよかった
・三津谷さんめちゃくちゃソフィでめちゃくちゃよかった…明るいところの吹っ切れ具合とか、理路整然とTRUMPの話をするところの冷静さとか、吸血した後の色っぽさとか、これまでのソフィ(ファルス)を端々から感じるソフィだった。
・なんかまとめて思ったのは、どこにいても自分が誰でも迫害される存在はいて、迫害する人はいて、それが世界なのかなあと思った。人間にもヴァンプにも忌み嫌われるダンピールのマリーゴールドでありガーベラ。ダンピールが暮らす村で嫌われる人間のノーム。人間社会に暮らす人間のアナベルもヴァンプとの子をもうけたことで迫害される。でも、その中にも個人個人の愛とか大切にしたい人は存在していて、それを拠り所にしたりしながら死ぬまでの時間を生きていかないといけないんだと思う。終わりがあると思うと辛いことも「今は」「いつかは」とある種の気休めを抱けるけど、終わりがないってやっぱ辛いな。そこに至るとソフィも憎いって思えなくなる。でもマリーゴールドのソフィは…ねえ…
・わたしはハロオタだし、列後方の女の子は東さんのおたくっぽい会話をしていたし、列前方のご婦人から「お茶会」って単語が聞こえてきたし、人種のるつぼ!と思った。
・正直言うとグランギニョルよりは泣かなかった。なんでだろう。どっちかっていうとリリウムの要素がたくさん散りばめられててそこに気づくたびにニヤニヤしてしまった感がある。やっぱりわたしリリウム好きだなぁ〜と思った。
・パンフ読んだ。とんでもねぇ〜〜笑
・紫蘭と竜胆。あとマーガレット!マーガレットに追記があるとは思わなかったしびっくりした…このあとなにがどうしてクランに行くのか。この境遇の紫蘭と竜胆がファルスの手伝いをするのは納得のいく話だ。
・スペクター多発してるしクランの管理体制ガバガバ。
・女の子のいるクランはリリウムのイメージしかないから穏やかクランなんだけど、以前、紫蘭と竜胆がいたクランにもヤバいティーチャーとかがいて、結構厳しく教育?されたりしてるのかな。
・なんかもう監禁拷問の理論がサイコパス。ハンターも大概ヤベェやつがいるな。
・このハンターは、時代も違うし既出のハンターとは関係ない系ですかね…ちょっと読み落としてるかもしれない。でもいつかどっかでなにかしら絡んでくるんだろな、という気はしなくもない。